3歳になったちびっち。
来年は遂に幼稚園入園。

ってなわけで、重い腰を上げて幼稚園の説明会になど行ってまいりました。

参加した説明会は、前から第一候補として考えてたS幼稚園。

第一候補にした理由。
?家にも店にもバスが来る唯一の幼稚園。
 (他は朝、送っていくか、もしくは仕事中にお迎えに行かなければならない。ってか仕事中はいけないし。)
?いろんなお母さんの話を聞いて、すごく評判がいい
?課外授業で剣道を教えてくれる
 (実はこう見えても剣道一家に嫁に来ている)

他の幼稚園の話もいろいろ聞いたが、ほぼ『決定ランプ』が点滅している状態で説明会に行きました。

 
園に入ると、いきなり目に入ったのは体格のいい警備員2人。
(あとで聞くと安全のために、武術の出来る警備員を雇っているとのコト)

会場に入ると園長先生(女)が熱心に話をしている。
ココでは、縦割りのクラス編成がされていて、しかも特殊な教材を使っているとのコト。

聞いていると
『縦割りなので、みんな進んで年長の子が年中、年少の子面倒を見てあげてます。』
『うちの教材は高価なんです!』
『大変お金がかかってるんです!』
『子供たちはそれらを使って自発的に学習しているのです!』
…って言葉が耳につく。
えらい力が入ってるなぁ(汗

ビデオを見せてくれた。

そこには自発的に(?)恐竜の歴史について勉強している園児が。
…あのー、普通3,4歳児が『白亜紀』や『ジュラ紀』なんて歴史の勉強を自発的にするかぁ??
 
 

音楽会の映像では、全くズレないの歌声が。
しかも楽器も正確に使ってて、幼稚園児の演奏には思えないほどうまい。
…なんか、どこぞの国の映像を見ているかの違和感。

 
 
 
なぜか園庭で遊ぶ姿なんかはほとんど映ってない。
聞くと、朝、全員の園児が揃うまでの少しの時間、ルールに則って遊ぶという。

 

説明会の後、ご自慢の教材を自由に見てもいいというので見せてもらった。

そこには子供が興味を引きそうなものがいっぱい。
お盆の上に置かれた2つのお皿には、
ひとつはビー玉と砂が。
もうひとつは空っぽ。
コレをお玉を使って移すらしい。
ちびっちも大喜びで一生懸命移す。

他のお友達がきたので交代。
そのお友達のママが目を離したとき、お砂をサラサラ〜とテーブルにこぼした。
その瞬間!
近くに居た先生が走ってきて
『コレはお盆の上でやらなきゃダメなのよ!』とパパッと片付けてしまった。

アレ??

 
片やその向こうでは理事長先生がご自慢の積み木の説明を。
そのとき子供が積み木の入った箱をひっくり返した。
その瞬間!
『その小さい積み木、なくなさいでね!なくすと全部買わなきゃいけないんだから!!』

アレ?アレ??

園庭に出ようと靴を履いていると、トイレの前で小さな女の子のスカートのボタンを留めてあげようとがんばる少し大きな女の子が。
…先生の言うとおり、本当に見てあげてるんだ。
 
 
そう思ったのもつかの間。
その子一人ではどうしようもないらしく、二人はずっとトイレの前でがんばってる。
なのに他の子は、それを見てても手伝うことも、先生を呼ぶこともしてあげない。

アレ?アレ??アレ??? 
 
 
数分後、その意味がわかりました。
今その幼稚園の年長さんで通園してるお友達のお母さんに聞くと

『毎年ね、年長になると受け持ちの年少さんと年中さんが割り当てられるのよ。』
…だから他の子は手伝ってあげなかったんだ。 
 
 
 
 
 


ショックでした。
 
アタシの想像していた幼稚園の生活とはかけ離れすぎていました。

『強制はしてないんですよ』
『自発的に…』
そんな言葉を強調してた裏はコレなのか?

 
アタシの中の幼稚園の生活は

園庭を思いっきり駆け回り
自由な発想でお絵かきをし
みんなで大きな声でオルガンを囲んで童謡を歌い
喧嘩もするけど、いっぱい笑う

それで十分だと思うんだけど。



アタシの考え方が古すぎるのか?

今の幼稚園はどこもこんな感じなのかな?

9月末にして、幼稚園選びがふりだしに戻りました。

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索