久しぶりに徹夜した。
婚約者が仕事している友人(女)と一緒に建築の構造計算の仕事を持って帰ってきたのだ。

 私はこう見えても2級建築士の免許を持っている。
2年間夜間の専門学校に通って卒業後2年越しで取得した。
なんだかんだいってこの免許の為に200万円以上投資している。
しかしこの上なく無意味な免許である。
 今現在私は建築とはかすりもしない職業につき、結婚を控えてる身であるので今後建築に携わる予定も無い。
まぁしいて言えば、あの学校に通ったおかげで今の婚約者と出会えたわけだ。
だからと言って『結婚相手探すために学校に行ったのか?』言われるのが悔しいので、がんばって免許はとったものの飾り物にしかならない免状はどことなしにさびしいものだ。

 どこかで役に立てればいいなとは思っていたものの私は昔っから算数が苦手である。
そんな私に構造計算だと?もうやり方忘れちゃったよ。
わかんない、わかんないと騒いでいると
彼女 :『今年免許とったんでしょ。一番現役じゃん。』
・…私は構造計算を全問捨てて、それでも合格できたんだってば。
しかも2次試験の実技の製図では、一階と二階の柱がずれてる家書いちゃったんだってば。

彼女 :『よく受かったねぇ』
婚約者:『だろ?こんなヤツに免許待たせちゃヤバイだろ?』
・…それは私も思った。
受かったってわかったときに『こんなヤツに免許やっていいのか??』って抗議しに行こうってホント思ったもん。
でもホントに取り上げられたらまた来年やりなおし。
それが嫌なので黙っていただいた。

 結局役立たずの私はせめて夜食を…と夜中にチーズケーキを作った。
もう一回、勉強しなおすかなぁ…。
ちょっとだけそう思った。


コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索