ちびっち、15週と4日♪（おかあさんがぁぁぁ！）

　来たんよ。ぜんぜん聞いてなかったのに。
しかも私と両親の職場に突然。・…婚約者のお母さんが。

　びっくりしたよ。普通『明日行きます』なり『今から家を出ますんで』なり電話あるじゃん。
ちゃうちゃう。予告なし。
しかも昼から出勤の私はうちの母から『いらっしゃってるよ』の電話で知ったのだ。

慌てて準備しながら相変わらず出かけてる婚約者に電話した。
『お母さんきてるから早く帰ってきて!』
『無理や。○○県まで来ちゃたから帰ってくるのに2時間はかかるわ』
・…コイツはこの非常事態にまだ無意味にガソリンを撒き散らしてるらしい。
しかも長年コイツの側にいるからわかる。
間違いなく、帰るのが面倒くさいもんだから嘘をついている。
『しょうもないこと言っとらんと飛んででも早よ帰って来い!!』

用意をして走って職場まで行ったら、末の弟さん(小学5年生）とお母さんの妹さんと3人で待っていてくれた。

　でもわざとじゃなかったみたい。
『ずっとご挨拶してなかったし、早くお会いしなきゃ』という気持ちが突然の訪問になったみたい。
来てしまったものの、どうするか考えてなかったみたいで『お顔を拝見したかっただけなので…』と帰ろうとする。
せっかく来てくれたのにそれはないじゃん！と、母と二人で喫茶店に引きずり込んで、お茶飲みながらゆっくりお話ということになった。

　結果的な話しだが、向こうのお母さんの突然の行動のおかげで、気構えることなく女同士和気藹々と話すことが出来て楽しかった。

話しも落ちついた頃にやっぱり嘘をついていた婚約者が一緒にいた真中の弟(27歳）と登場。
さっき電話で私に怒鳴られた彼は、腹いせにお母さんに『俺の顔がないやんけ!』と文句タラタラ。
でも結果楽しかったんだからもういいじゃん。となだめても彼の腹の虫は納まらないらしく、そのまま彼の実家に送って行った後もずっとブツブツ言いつづけたらしい。
・…向こうのお母さんがしょげてしまったのでは？と少し心配。

向こうの実家は彼はお父さんとも話したらしいが、今では結婚に反対する意思はちっとも感じなかったという。
無事婚約が正式に成立して、なんだかほっとしたよ。
・…あとは式の問題か？？