ちびっち、15週と2日♪(オイラはムーだ♪)
2001年2月22日 私の実家にはメスのマルチーズがいる。
名前は『ムー』である。
うちにもらわれてきたときに車(自転車)酔いしてクタクタの状態でぺったんこに床にへばりついてるさまがムートンカーペットのようだったからだ。
初対面がそうであったように、コイツは天下一の根性なしである。
まず怖がりである。
近所のいかにもフレンドリーな態度のマルチーズも怖い。
雷どころか聞きなれないちょっとした大きな音も怖い。
子猫どころかハムスターのおくさまも怖い。
極めつけにゃぁ転がってくる空き缶すら怖い。
この世の中、ムーの怖いものだらけである。
それらのものを見るたび、しっぽを下げて『ムー、あれが怖いのよ。助けてぇ。』ってなカンジで文句を言いにやってくる。
・・言い忘れたがムーはあんまり「ワン」とは吠えない。
自分が人間だとでも思っているのか、本人は日本語が話せてるつもりらしい。
だから口をうにゃうにゃ動かして声を出せば言葉が通じてると本人は信じてる。
飼い主のひいきめで聞いても、何を言ってるかは言葉だけでは理解はできない。
ただ文句を言ってることだけはわかる。
第2に痛がりである。
ぬくぬくと可愛がられて育ってるので、どつかれることもあまり経験していない。
よって打たれ弱いヤツに育ってしまった。
どつこうものならまず誰かに言いつけに行く。
まったく根性なしだ。
ある日ムーがおやつの固形フードを食べてるときだ。
近くで見てるといきなり『キャン!』とないて父のほうに走って行って文句を言っている。
どうやら私に痛いことをされたと言いつけてるらしい。
勿論私は見ていただけだ。
何がなんだかわからないからほっておいたら、ムーはその日からご飯を食べなくなった。
おまけに『ムーね、きっともうすぐ死ぬのよ。かわいそうでしょ?』ってな顔で私達を見るようになった。
間違いなく衰弱している。
あらぬ誤解を受けていた私は責任をとって病院に連れて行った。
・…診察結果は『虫歯』である。
痛い歯をすべて抜いてもらったムーは以前以上に元気になったことは言うまでもない。
そんなムーは同時に執念深い。
去年の話である。
婚約者が私の妹にスノボのボードを貸していたのを返してもらいに行った時だ。
妹から『スッゴイ傷つけちゃった。ごめんねぇ』と聞かされていたので『いったいどんな傷なんだろう?』と実家の私の部屋のベットの上で見ていたときだった。
見るとたいした傷でもないし、大丈夫♪帰ろっか?とボードを持ち上げた、その時だった。
ベットの上に白い毛玉のかたまりがある?何これ?
…ムーであった。
『おかえりィ♪』と挨拶にベットに乗っていたムーに気づかずムーの上にボードを置いてしまったのだ。
幸い布団が羽毛布団だったので、ムーの居た部分はすっぽりへこんで痛くなかったらしいが、温室育ちのムーにとって『ボードの下敷きにされて存在に気づいてもらえない』という屈辱は生まれて初めてだった。
すぐに謝ったが父に言いつけられたのは言うまでもない。
以来婚約者がうちに来る度ムーは『ウー…』と怒っている。
そんなムーも今年で12歳だ。
最近病院で心臓の薬をもらってる。
もうお年寄りなのだ。
私もお嫁に行ってしまうこの時期、両親のためにもムーには長生きしてもらいたいものだ。
名前は『ムー』である。
うちにもらわれてきたときに車(自転車)酔いしてクタクタの状態でぺったんこに床にへばりついてるさまがムートンカーペットのようだったからだ。
初対面がそうであったように、コイツは天下一の根性なしである。
まず怖がりである。
近所のいかにもフレンドリーな態度のマルチーズも怖い。
雷どころか聞きなれないちょっとした大きな音も怖い。
子猫どころかハムスターのおくさまも怖い。
極めつけにゃぁ転がってくる空き缶すら怖い。
この世の中、ムーの怖いものだらけである。
それらのものを見るたび、しっぽを下げて『ムー、あれが怖いのよ。助けてぇ。』ってなカンジで文句を言いにやってくる。
・・言い忘れたがムーはあんまり「ワン」とは吠えない。
自分が人間だとでも思っているのか、本人は日本語が話せてるつもりらしい。
だから口をうにゃうにゃ動かして声を出せば言葉が通じてると本人は信じてる。
飼い主のひいきめで聞いても、何を言ってるかは言葉だけでは理解はできない。
ただ文句を言ってることだけはわかる。
第2に痛がりである。
ぬくぬくと可愛がられて育ってるので、どつかれることもあまり経験していない。
よって打たれ弱いヤツに育ってしまった。
どつこうものならまず誰かに言いつけに行く。
まったく根性なしだ。
ある日ムーがおやつの固形フードを食べてるときだ。
近くで見てるといきなり『キャン!』とないて父のほうに走って行って文句を言っている。
どうやら私に痛いことをされたと言いつけてるらしい。
勿論私は見ていただけだ。
何がなんだかわからないからほっておいたら、ムーはその日からご飯を食べなくなった。
おまけに『ムーね、きっともうすぐ死ぬのよ。かわいそうでしょ?』ってな顔で私達を見るようになった。
間違いなく衰弱している。
あらぬ誤解を受けていた私は責任をとって病院に連れて行った。
・…診察結果は『虫歯』である。
痛い歯をすべて抜いてもらったムーは以前以上に元気になったことは言うまでもない。
そんなムーは同時に執念深い。
去年の話である。
婚約者が私の妹にスノボのボードを貸していたのを返してもらいに行った時だ。
妹から『スッゴイ傷つけちゃった。ごめんねぇ』と聞かされていたので『いったいどんな傷なんだろう?』と実家の私の部屋のベットの上で見ていたときだった。
見るとたいした傷でもないし、大丈夫♪帰ろっか?とボードを持ち上げた、その時だった。
ベットの上に白い毛玉のかたまりがある?何これ?
…ムーであった。
『おかえりィ♪』と挨拶にベットに乗っていたムーに気づかずムーの上にボードを置いてしまったのだ。
幸い布団が羽毛布団だったので、ムーの居た部分はすっぽりへこんで痛くなかったらしいが、温室育ちのムーにとって『ボードの下敷きにされて存在に気づいてもらえない』という屈辱は生まれて初めてだった。
すぐに謝ったが父に言いつけられたのは言うまでもない。
以来婚約者がうちに来る度ムーは『ウー…』と怒っている。
そんなムーも今年で12歳だ。
最近病院で心臓の薬をもらってる。
もうお年寄りなのだ。
私もお嫁に行ってしまうこの時期、両親のためにもムーには長生きしてもらいたいものだ。
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